​世界妊娠高血圧腎症デー

世界妊娠高血圧腎症デー(World Pre-eclampsia Day)

 

早期受診!早期発見!-妊娠高血圧腎症-

5月22日は世界妊娠高血圧腎症デーです。すべての女性が健康で幸せな妊娠生活を送り、子どもと家族が安心して過ごせる社会に向けて、日本NICU家族会機構(JOIN)は各国の家族会と協働しこの課題に取り組みます。深刻でリスクの高いこの妊娠合併症への意識を向上させるために「早期受診!早期発見!」キャンペーンをご支援ください。

注:本キャンペーンは海外から発信されたものです。日本の現状とは異なります。日本では本ページに記載されている検査等は一般的には行われていません。

●妊娠高血圧腎症とは

妊娠高血圧腎症は、妊婦の約100人に2人が発症すると言われています。主な症状は高血圧と蛋白尿であり、発症した場合には、母体、新生児ともに非常に危険な状態となります。幸い妊娠34週未満の妊娠高血圧腎症は稀ですが、この病気を早期発見するためには定期的な妊婦健診が最も重要となります。

妊娠高血圧腎症は、

母体と新生児が大変危険な状態になるHELLP症候群や子癇を引き起こすことがあり、迅速な対応が必要です。

「HELLP」とは、Hemolysis(溶血)、Elevated Liver enzymes(肝逸脱酵素の上昇)、Low Platelet Count(血小板の減少)という3つの主要症状の頭文字です。

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●母子への影響

妊娠高血圧腎症は早産の原因の1つです。妊娠高血圧腎症になると、胎児に十分な栄養と酸素が届きにくいため、新生児が小さく低体重で生まれるリスクが高くなります。また、新生児は成長後に生活習慣病にかかりやすくなる可能性があります。妊娠高血圧腎症は、母体にも長期的な影響があります。重症の場合は90%以上が妊娠から20年後に慢性的な高血圧を発症し、しばしば心血管疾患に進展します。そのため、母子の健康診断などでの継続的な健康管理と、健康的な生活(健康的な食事、運動、過度なストレスの回避など)が特に重要です。

●リスク要因について

妊娠高血圧腎症のリスク要因は以下の通りです。

・ 初回妊娠

・ 多胎妊娠

・前回の妊娠または親族の妊娠において、

妊娠高血圧腎症または胎児発育不全がある方

・人工授精/卵子提供による妊娠

・高血圧

・腎臓病

・糖尿病

・肥満

・母体の年齢が高い 

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●妊娠中にできること

妊婦は、定期的な妊婦健診をきちんと受診することがとても重要です。また、定期的に血圧測定も行うべきです。頭痛、目の見え方の異常、急激な体重増加(週に1kg以上)、著しい浮腫、錯乱などの症状があった場合には、すぐに医師の診察を受ける必要があります。

 

●妊娠高血圧腎症の治療

妊娠高血圧腎症に対する最終的な治療法は出産することです。 しかし、早産を避けるためにも、母体と新生児にとって安全である限りは妊娠継続が望まれます。したがって、妊娠高血圧腎症の妊婦は場合によっては入院が必要となります。
 

本キャンペーンが、すべての女性の健康で幸せな妊娠生活と、子どもと家族が安心して過ごせる社会に役立つことを願っています。

2022年のキャンペーンをご支援いただいた皆さまに心から感謝申し上げます。

 

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